AccessorJavadoc
概要
Javaのgetterやsetterに対し、対応するクラス変数のJavadocをもとにしたJavadocを生成するEclipseプラグイン。
動作環境
- Eclipse Neon.2
※他のEclipseのバージョンは未検証です。
インストール手順
最新版アップデートサイト
ver.0.1.1用アップデートサイト
ver.0.1.0用アップデートサイト
Eclipseのメインメニューの「Help→Install New Software…」を選択するとウィザードが開きます。
開いたウィザードの「Work with:」に上記のサイトを指定すると「AccessorJavadoc」という名前のフィーチャーが表示されます。
チェックをオンにしてNextボタンをクリックし、あとはウィザードの指示に従ってください。
使い方
EclipseのJavaエディタでJavaのソースコードを開き、対象のクラスにカーソルを合わせます。(内部クラスも可。)
Eclipseのメインメニュー、またはエディタのコンテキストメニューの「Accessor Javadoc→Generate Getter/Setter Javadocs from Field Javadocs…」を選択するとダイアログが開きます。ショートカットキーは Ctrl+Shift+D です。
ダイアログにおいて、Javadocを生成したいgetterおよびsetterを選択してOKボタンをクリックすると、選択したgetterおよびsetterにJavadocが付加されます。すでにJavadocが存在する場合は置換されます。
getterおよびsetterの既存のJavadocにタグ@accessorjavadoc.excludedが存在する場合、ダイアログを表示した時点においてそのgetterおよびsetterは非選択状態になります。手動でJavadocを編集した場合に便利です。
設定
Eclipseのメインメニューの「Window→Preferences」を選択してPreferenceダイアログを開きます。
左側からAccessorJavadocを選択すると設定項目が表示されます。
Field name regexには、クラス変数の名称にマッチする正規表現を指定します。
()によりグループを指定することで接頭辞や接尾辞を除去した変数名を抽出することができます。接頭辞や接尾辞を除去した部分が正規表現のグループ#1に相当するようにしてください。
なおクラス変数の名称が正規表現にマッチしなくても問題ありませんが、その場合は接頭辞や接尾辞の除去は行われません。
例: (?:[ms]?_)(.+)を指定した場合、変数名は次の通り変換されます。m_foo→foo、s_bar→bar、_baz→baz、qux→そのまま
Getter summary template、Setter summary templateにはそれぞれ、getterおよびsetterのメソッドのJavadocの概要として使われる文字列のテンプレートを指定します。
@param NAME or @return templateには、getterの引数またはsetterの戻り値の説明のテンプレートを指定します。
これらの設定では以下の変数を埋め込むことができます。書式は${変数名}です。
- label: 変数の「ラベル」。ラベルは変数のJavadocの最初の文から末尾の句点を取り除いたものです。
- label.capitalized: labelの最初の文字を大文字にしたもの。
- label.uncapitalized: labelの最初の文字を小文字にしたもの(ただし最初の単語の先頭以外の文字が大文字の場合は、略語と判断して小文字に変換しません)。
- label.toUpperCase: labelをすべて大文字にしたもの。
- label.toLowerCase: labelをすべて小文字にしたもの。
Period charactersには、文末の句点となりうる文字を指定します。複数指定することも可能です。
更新履歴
2017年4月30日
バージョン0.1.1
- 設定ページのメッセージを修正する
2017年4月2日
バージョン0.1.0
- 初期リリース
ライセンス
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